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姿勢改善リハビリ「ボイタ法」

ボイタ法とは  

ボイタ法(Vojta therapy)は、チェコの小児神経科医ボイタ博士によって開発された運動機能障害に対するリハビリテーションです。
特定の姿勢(仰向け・うつ伏せ・横向き)をとり、セラピストが身体の決められた『特定のポイント』に優しく刺激を加えることで、全身の筋活動を引き出す方法です。 この方法は、無理に体を動かすのではなく、本来私たちの中に備わっている「自然な姿勢や動きのパターン」を引き出すことを目的としています。
ボイタ法はもともと脳性麻痺や発達障害のあるお子さんの運動発達を促すために考案されましたが、成人の脳卒中や脊髄疾患、整形疾患等の患者様にも効果を発揮する方法となります。

ボイタ法によって期待される効果

         
  • 姿勢・バランス機能改善
  • 手足の使いやすさの向上
  • 痛みや身体の不調の軽減
  • 嚥下・呼吸・発声機能の改善
  • 日常生活動作の改善

当院のリハビリにおけるボイタ法の活用と連携体制

下関リハビリテーション病院では、ボイタ法の専門資格を有するセラピストが在籍しており、入院・外来を問わず、患者様一人ひとりに合わせたプログラムを組んで実施しています。
全身の状態を把握し、必要に応じて他の療法とも組み合わせながら、最適なリハビリ環境を整えています。特に、ボイタ法は“動きの基礎を整える”アプローチであるため、脳卒中後の麻痺や、整形外科的な疾患による動作の崩れにも有効です。また、高齢の方であっても無理のない範囲で行えるため、筋力が低下している方にも安心して取り入れていただけます。
患者様からは「姿勢が自然に整ってきた」「歩くときのふらつきが減った」「体を動かすのが楽になった」といった声をいただいており、生活の質(QOL)を高める一助となっています。
医師や看護師、リハビリスタッフが連携し、身体の状態を多角的に評価しながら、継続的なフォローアップを行っているのも当院の特長です。
ボイタ法は、単なる『動き方のトレーニング』ではなく、『動きの土台そのもの』を整えるための重要な選択肢として、多くの方に活用されています。

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