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脳疾患

脳疾患について

脳は様々な原因で障害を受ける事があります。代表的なものに、脳梗塞・脳出血・くも膜下出血、いわゆる脳卒中があります。脳には場所によって役割分担がありますので、大きさだけでなく、どの場所に病変が生じるかで症状も様々です。構音・嚥下障害を含む運動障害や感覚障害、失語症・視野障害・高次脳機能障害といったものが挙げられます。一般的に、脳障害の急性期には損傷部位が腫れています。これにより同部位の微小脳循環が障害され、さらに脳が障害されるという悪循環を起こします。ピークを過ぎると、あるいは治療により腫れは引いてきますので、それだけでも幾らか症状が改善する可能性はあるのですが、それを強く後押しして機能を最大限回復させるものが、私たちが提供するリハビリテーションです。脳障害を来たす原因としては、その他にも外傷(急性および慢性硬膜下血腫・脳挫傷・外傷性くも膜下出血など)・特発性および続発性水頭症・良性および悪性脳腫瘍、あるいは変性疾患や脳炎といったものがあります。病気の特性はそれぞれで異なりますが、機能障害を起こすメカニズムとしては共通したものがあります。


高齢化社会に伴い、患者様が抱えている問題は単一ではありません。心房細動(脳梗塞を発症しやすく、慢性心不全になりやすい)という不整脈により脳梗塞を発症し、麻痺により転倒して大腿骨頚部あるいは転子部を骨折するという事があります。脳・心臓・骨の問題が指摘できます。私達は、人を総合的に診る必要があります。


文責 医師 多田建智

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