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ボトックス療法について勉強会を行いました。
「ボトックス療法の勉強会に参加して」
2月6日水曜日にボトックス療法についての勉強会に参加させていただきました。
ボトックス療法を簡単に説明すれば脳卒中の麻痺による手足の痙縮を治療することです。
さらに筋肉注射で痙縮を治療したい筋肉に限定して投与できるため、
その後のリハビリテーションにも効果的です。
また、2015年の脳卒中ガイドラインでも推奨グレードAとなっており
重大な副作用もほとんどないため今後の痙縮治療の主流となると思われます。
問題は薬価が非常に高いことですが山口県であれば身体障害者手帳3級からの方は
自己負担免除となりますので受けやすい環境ではあるようです。
発症から何年も経過した方でも効果があるため
皆さんの周りにもお困りの方がいればお勧めしてはどうでしょうか。
リハビリテーション科 髙木
11月10日に「認知症」をテーマに家族教室を開催しました。
入院患者様のご家族にも多く参加して頂きました。
認知症有病者は「2025年問題」と言われる平成37年には、
約700万人(65歳の高齢者の5人に1人が認知症を呈す数)に
のぼると推計されています。
認知症を患うご家族の方を、
在宅でケアしていく機会も増えてくると思われます。
認知症とは、認知機能の低下によって、
自身が置かれている状況に上手く折り合いをつけられなくなる状態を
指します。
今回は、認知症の患者様がどういった不安や混乱の中で
生活しているかが理解できるような内容も盛り込みました。
認知症の「人」を正しく理解し、
日々のケアに当たり、またそれをご家族の方にも伝達していくことの
大切さをあらためて実感することができました。
作業療法士 仲村 康樹